異性と食事するときに食べ過ぎてしまう心理とは!?

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photo by Hakee Chang

12月といえば忘年会シーズンですね。職場の同僚やお友達との飲み会で、ダイエット中なのについつい食べ過ぎってしまってあとで反省・・なんてことがよくあると思います。

先日アメリカコーネル大学の研究チームが「他人と一緒に食事すると食事量が変化する」という興味深い研究を発表しました。この傾向は、特に異性の相手と一緒に食事するときに顕著に起こるそうです。いったいどんな研究なのでしょうか・・?

男性は女性の前でたくさん食事をとる!?

コーネル大学のフード&ブランド研究所の報告によると、人の食事量は一緒にテーブルを共にする相手によって大きく変わるそうです。

特に「男性」が「女性」と対面しながら食事する場合には、男性同士で対面した場合よりも、より多くの食事を取る傾向があるそうです。

女性が男性の前で、通常よりも少ない食事を取る傾向については、以前から知られていました。しかし、男性が女性の前でより多くの食事を取るという傾向は、今回初めて分かったものです。

たくさん食べて異性にアピールしたい心理!

コーネル大学の研究チームは、イタリアンのビュッフェを二週間に渡って観察し、105人の人々を対象にして「食事量」と「食事パートナー」についてのデータをとりました。

そして調査の結果、男性は「男性同士」で同席した場合に比べて、「一人以上の女性」と同席した場合に、93%以上が多くの量ピザ、86%以上が多くの量のサラダを食べていることが分かりました。

この結果について、研究チームのケヴィン・ニフィン博士は以下のように考察しています。

人は他人に対して「自分が優秀であること」や「魅力的であること」を示して、相手の気を引こうとする心理的傾向があります。

以前からの研究では、男性は相手の気を引くために、とてもスパイスが効いた「辛いもの」を食べる傾向があることが分かっていました。

そして今回の研究で、相手の気を引くために「たくさんの食事をとる」傾向があることが分かったというわけです。

これは「女性が男性の前で食事量を控える」という傾向と同じで、相手に自分を印象づけようとする行為の一環なのです。

ダイエット中の男性は異性との食事に注意!

モンテフィオーレ医療センターの体重管理の専門家、ローリ・ローセンタールは以下のように語っています。

この実験結果はたいへん納得のいくものです。たしかに、他人と食事をすることには社会的要素があります。

食事制限をしている人々は、こういった自分の傾向について自覚的な意識を持つことが大事です。男性は女性と食事をするときは、食べすぎないように注意をするべきです。また、女性も男性が食べ過ぎにならないように配慮をしてあげると良いでしょう。

自分の食事の仕方が周りの状況にどのように影響されるのかよく理解をして、常にセルフチェックをするのが食生活の改善にとって大切です。

周囲の環境にあまり左右されず、自分のペースで食べ物をよく噛んで、よく味わいながら食べるように心がければ、少ない量で満足のいく食事がとれるようになるでしょう。

まとめ

以上、アメリカ・コーネル大学の研究チームが語る「人が異性と食事するときの食事量の変化」に関する報告でした。

男性は自分を大きく・強く見せたくて女性の前でたくさんの食事をとってしまい、女性は自分をおしとやかに見せたくて男性の前で少食になってしまう、ということなのでしょうか。お互い相手を意識して食事の仕方が変わってしまうなんて、なんだか可愛いですね。

人が一緒に食事をするという行為は、互いの仲を接近させ結びつける、社会的・心理的な意味があるのかもしれません。

例えばナンパをするときは「一緒にお茶しない?」なんていいますし、男性同士の親密な結びつきを「同じ釜の飯を食った仲間」なんて表現します。合コンや忘年会なんかも、人々の仲を結びつけ、より結束を固める目的で行われているのだと思います。政治家が食事をしながら相手を説得する手口なんかは「ランチョン・テクニック」という名前で知られています。

気になるあの人と一緒に食事したとき、食事の仕方がいつもと違っていたら、もしかしたら自分を異性として意識してくれている証拠なのかもしれません・・。


参考サイト・参考文献:
参考「How the people we dine with affect our eating habits」
参考「親しい友人との食事に期待すること」南部真生 教育実践総合センター研究紀要 No11

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